割れ窓理論というのはご存知でしょうか。
アメリカの犯罪学者ジェームズ・ウィルソンとジョージ・ケリングが発案した理論で建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される-という考えです。
ゴミが落ちている場所ににゴミが集まるわけですね。
職場ででゴミを拾うのは当然ですが、『忙しいから』 『誰か拾うだろう』と放置されることがあるかもしれません。
それが少しずつ常態化すると、ゴミが落ちているのが気にならなくなり、ゴミを拾う事が減ってきます。 汚れている所程、汚しても綺麗にしようという意識がなくなり気にならなくなってくるという事です。
皆さんも、挨拶が大切という事はよくご存じかと思います。
挨拶はコミュニケーションの潤滑油と言われるくらい大切です。
挨拶をしないと、人と人との繋がりが希薄になり、コミュニケーション不足が起こります。 その結果、必要なことまで情報伝達がおろそかになってきてしまいます。
これは、全てにおいて言える事で、小さなことを疎かにすると、大きな過ちに繋がってくるのです。
でも、ありましたが、これくらいは良いだろうがが大きな虐待に繋がっている。
平成27年に騒がれた、Sアミーユ川崎幸町の転落事故問題でも同様に考えられるのではないでしょうか。
ストレスが、ちょっとした嫌がらせやちょっかいを出すようになり、見つからないことでどんどん大きくなっていく。
100円ずつ盗んでいたものが、1000円10000円に増えていく。 等々、なんとなくわかる部分があるのではないでしょうか。
逆に言えば、ちょっとした良いことが、大きな良いことに繋がってくるものだと思います。 しかし、これはマイナス面より大きくするのは大変な事です。
良いことが本人にとって、プラスに働かないからです。 マイナス面で有れば、ストレスが発散される、緊張感によってアドレナリンが放出される。
良いことは、良いことではなく当たり前の事として評価されてしまうからです。 かといって、褒めまくると逆に猜疑心を与えてしまいます。
程よく、本人が望むタイミングを見つけられれば一番良いのですが、なかなか難しいのて何回かに1回褒めるとか、自分なりのルールを決めるのも手です。
継続することで、その人が見えてきます。
挨拶、時間、期限、小さな嘘などの、基本的なことを見逃していると、それが割れ窓になってしまう可能性があるということを今回は伝えさせていただきます。
基本的といえば、5S、6S等言われるものが有名ですが、皆が守りたいと思うような社風があれば全てにおいて良くなっていくと思います。
今回は、大まかな内容となりましたが、要望などございましたら、もう少し具体的に書いていきたいと思います。
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折角なので、割れ窓理論はどんなものがあるのか最後に紹介してみます。
ニューヨークの地下鉄公団は地下鉄の落書き清掃作戦に取り組み、地下鉄警察は地下鉄内で頻繁に起こる重罪事件への対処として無賃乗車の撲滅に取り組んだ地下鉄に描かれたらく書きを徹底的に消すことで、地下鉄内での他の犯罪が減少した
ディズニーランドやディズニーシーでは、パーク内のささいな傷をおろそかにせず、ペンキの塗りなおしや破損箇所の修繕を見つけ次第頻繁に行うことで、従業員だけでなく、来客のマナーも向上させることに成功している

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