フレイル対策 用語説明と知っておきたい介護予防


みなさん、『フレイル』という用語を知っていますか。

フレイルを診療に取り入れる病院なども出てきております。


フレイルとは、健常な状態と要介護状態(日常生活でサポートが必要な状態)の中間の状態として、日本老年医学会は提唱しています。多くの方は健常な状態から、フレイルの時期を経て要介護状態に至ります。フレイルの状態の方は、健常の人に比べて、要介護状態に至る危険性が高いだけではなく、生命予後が悪く、入院のリスクが高く、転倒する可能性も高いと言われています。また、複数の疾患を持ち、複数の薬剤を内服している方が多い傾向にあります。

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フレイルの判定方法は、1999年にロックウッドが提唱し、2001年にフリードがフェノタイプモデル(表現型、5要素で判定)(CHS基準)を発表し、2009年にエンスラドがモデル(3要素で判定)を発表しました。フリードのフェノタイプモデルが一番有名で一番使われています。

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フレイルの状態に至ると、7年間の死亡率が健常な人に比べて約3倍、身体能力の低下が約2倍という報告があります。また、様々なストレスに弱い状態になっています。「ストレス」とは具体的には何らかの病気にかかったり、入院をしたりすることです。例えば、健常な人は風邪にかかると発熱している際は少しふらついたり、ぼーっとしたりしますが、特別な対応は必要なく、自然に回復します。しかし、フレイル状態の方が風邪にかかると、ふらつきがひどく転倒を来したり、ぼーっとするどころか意識混濁まで来したり、という状態に至ったりします。入院を要する状態になると、そこがどこか分からなくなる「せん妄」状態になることもあります。
 このように健常の方には問題にならないような「ストレス」に弱い状態になっており、様々な負の連鎖が起こりやすい状態になります。
 しかし、フレイルの状態に対して適切に対応ができれば、フレイルの状態から脱したり、要介護状態に至る可能性を低減することができると考えられています。適切にフレイルの状態を発見し、適切に早期に対応することが重要となります。

日本では、一般的にCHS基準を元に日本向けに修正して利用されることが多いです。

※クリックで基本チェックリストを見る
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別ページでみる[PDF]

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参考:フレイルの評価方法(J-CHS基準*)[PDF]

そして、基本チェックリスト自体の見方は、(※クリックで拡大)
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厚生労働省による基本チェックリストの考え方は、
【共通的事項】
① 対象者には、深く考えずに、主観に基づき回答してもらって下さい。それが適当な回答であるかどうかの判断は、基本チェックリストを評価する者が行って下さい。
② 期間を定めていない質問項目については、現在の状況について回答してもらって下さい。
③ 習慣を問う質問項目については、頻度も含め、本人の判断に基づき回答してもらって下さい。
④ 各質問項目の趣旨は以下のとおりです。各地域の実情に応じて適宜解釈していただいて結構ですが、各質問項目の表現は変えないで下さい。

厚生労働省による基本チェックリストの考え方[PDF]

厚生労働省による基本チェックリストの活用[PDF]

基本チェックりすとは、二次予防事業対象者の把握にも使われ要支援者の計画である、介護予防計画にも記載されます。

 二次予防事業は、対象者が要介護状態等になることを予防することを通じて、一人ひとりのいきがいや自己実現のための取り組みを支援し、活動的で生きがいのある人生を送ることができるように支援する事業です。

 みなさんもぜひ活用し、あてはまりそうな方は早めに予防をしたり包括支援センターに相談し、予防事業に参加して(するように促して)見てください。

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