【介護支援】ケアマネ試験から知識吸収(高齢者の介助)


問題37 次の記述のうち適切なものはどれか。2つ選べ。
1  屋内での歩行が安定して自立している要介護高齢者については,屋外での歩行も同様に安定して自立するため,転倒のリスクを検討する必要はない。
2 失語症とは,発語に関係する筋に異常がなく,知能低下もないが,言語による表現や文字の理解ができなくなることであり,その原因は主に聴力障害である。
3 片麻痺がある場合の車の乗降は,健側から乗り,降りる場合は逆の順序で行うとよい。
4 重度の片麻痺の場合には,肩の亜脱臼を合併しやすいので,日常生活動作の介助において,麻痺側の上肢の位置などに配慮する必要がある。
5 廃用による筋力低下の予防のためには,日常生活動作の励行やレクリエーション活動等の継続は効果がない。

今回の問題はそんなに難しくないと思います。

屋内の歩行と屋外の歩行が全然違うのは皆様もご存じの通りだと思います。
屋内での歩行が自立していても、屋外では何らかの拍子に転倒するという危険性は十分にあります。
—————————– 参考補助用品の選び方より
高齢者の移動方法を屋内と屋外に分けて考えてみましょう。

屋内移動の場合は、杖・歩行器等を使用しない自立歩行、壁や手すりなどの伝い歩き、杖歩行、杖と伝い歩き(手すりを含む)、歩行器歩行、歩行車歩行に分かれます。

屋外歩行もほぼ同様に、自立歩行、杖歩行、歩行器歩行、歩行車歩行に分かれますが、屋内移動様式が必ずしも屋外移動様式と一致することはありません。屋内移動は自立歩行でも屋外歩行は杖歩行や歩行器歩行というような場合も多くあります。

「家の中は伝い歩きができるが外は怖くて歩けない」という場合も多くみられます。このような場合は、一つ目には屋外歩行に対する恐怖心があり福祉用具使用に自信がない場合、二つ目は福祉用具知らないがゆえに屋外歩行に不安を感じる場合が考えられます。

一つ目の恐怖心の場合は、強制的に福祉用具を導入しても、さらに恐怖心が生じて導入を妨げてしまうことがあるので、ご本人の要望を引き出すことが必要でしょう。福祉用具を知らない場合は、誰かが付いて福祉用具を使用して散歩をしてみて自信が付いてから活動範囲を拡げたり、外出目的をはっきりさせて、買い物に行きたい、友達の家に行きたい、というように要望がでてくると支援はしやすくなります。
—————————————————

★失語症とは
—————————————————
失語症とはいったん獲得された言語機能が中枢神経系の損傷によって言語の理解と表出に障害をきたした状態である。Kertezは失語症には3つの症状、即ち発語における誤り、話し言葉の理解障害、物品呼称の障害があるとしている。
発語における誤り
「どうしました?」、「今何に困っていますか?」といった問いかけに対して、病歴を順序立てて話すことができる、あるいは長い文章をすらすらと話し誤りがなければ発語における誤りはないと考えてよい。
話し言葉の理解障害
失語症の患者は他の高次機能障害の合併がなければ言語外の情報を得ることには問題はないため、言語外の情報を与えないように注意する必要がある。「左手で右の指を触ってください」など簡単な命令を行ってみる。障害が軽度である場合は簡単な命令ならば理解ができるので、時計、メガネ、鍵、鉛筆など物品を用意し、複雑な命令を行ってみる。例えば「時計の上に鍵をのせ、その鍵を私に下さい」などは二段階の命令であり軽微な理解障害の検出に役に立つ。
物品の呼称障害
時計、メガネ、鍵、鉛筆など物品を用意し、「これは何ですか?」と尋ねる。言葉が出ないのか、あるいは言い間違えるのか、間違えるのは音なのか(字性錯語)、違うものを言うのか(語性錯語)といった点を調べる。障害が軽度の場合は見慣れないもので行う必要がありBoston Naming Test (BNT)などを行うこともある。
————————————————–
設問の、『失語症とは,発語に関係する筋に異常がなく,知能低下もないが,言語による表現や文字の理解ができなくなることであり,その原因は主に聴力障害である。』だと、ただの耳の悪い人になってしまうので、、内容を理解していても、表現や文字をOUTPUTに障害がある場合と、理解自体に障害がきたす場合とあります。

★片麻痺がある場合の車の乗降は,健側から乗り,降りる場合は逆の順序で行うとよい。
という設問ですが、重心がどちらの足にかかるかを考えると良いかと思います。

乗る際に健側から乗る事で、健側に力を入れて患側を引き入れることが出来ます。 逆に降りる際は、健側側の手で手すりを持ち患側側から降りるのが良いとされています。

★『重度の片麻痺の場合には,肩の亜脱臼を合併しやすいので,日常生活動作の介助において,麻痺側の上肢の位置などに配慮する必要がある。』

これは設問の通りです。なにも補足することはありません。

★『廃用による筋力低下の予防のためには,日常生活動作の励行やレクリエーション活動等の継続は効果がない。』

これは間違えです。
廃用症候群(生活不活発病)
—————————-
安静状態が長期に渡って続く事によって起こる、さまざまな心身の機能低下等を指す。生活不活発病とも呼ばれる。特に病床で寝たきり状態でいることによって起こる症状が多い。
1.筋萎縮
2.関節拘縮
3.褥瘡(床ずれ)
4.廃用性骨萎縮(骨粗鬆症)
5.起立性低血圧
6.精神的合併症
7.括約筋障害(便秘・尿便失禁)
—————————-

生活機能低下予防マニュアル

こういう所を参考にして考えるといいかと思います。
生活不活発病で調べると、地震での影響により動けない事での影響が多いのが良く分かります。
それ以外で生活不活発病になるのは、地震による影響がなくても地震がなくても活動だけの視点で見れば、本人にとっては同様の生活をしているのではないでしょうか。

解答3・4

人気ブログランキングへ
参考になったでしょうか。もしよろしければ下にコメント欄がありますのでコメントをいただければ修正や加筆の参考になります。お忙しい中申し訳ありませんがよろしくお願いします。
最後までご覧いただきありがとうございました。みなさんの参考になるようがんばりますのでまたお越しください。
 
受験対策
≪ケアマネージャー≫
受験対策
≪社会福祉士≫
受験対策(研修)
≪介護福祉士≫
初任者研修 
通学】 【通信
この投稿は役に立ちましたか? 役に立った 役に立たなかった 0 人中 0 人がこの 投稿 は役に立ったと言っています。

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。